プーアル茶探訪ポータル > プーアル茶探訪 雲南旅行記|雲南編トップ > 昆明お茶市場

広東編のメニュー
  • 再会
  • 旅のはじまり
  • 広州酒家
  • 世界遺産、開平望楼
  • 陶陶居
広西編のメニュー
  • 仙境陽朔へ
  • 仙境川下り
  • 仙境サイクル
  • そして雲南へ
雲南編のメニュー
  • 鉄道の旅
  • 昆明お茶市場
  • 六大茶山
  • 景洪への道
  • 昌泰工場を訪ねる1
  • 昌泰工場を訪ねる2

昆明お茶市場

昆明お茶市場で昌泰のプーアール茶を探す。昆明についてまずはホテルにチェックインする。
またしてもユースホステルである。ホテルに併設のユースホステルで一泊朝食付き60元とお高い。荷物を置いてさっそく出かける。最初の目的地は昌泰茶業の本店がある天下の茶倉、雲南康楽茶文化城。ここには昌泰茶業の本店がある。

昌泰茶業は私のお気に入りの茶廠である。深センで働き始めてから初めて買った高級生茶も'99易昌號だった。生茶の昌泰というが熟茶もなかなかうまい。昌泰茶業の強みは品質の良い茶葉を集める力とブレンドの技にあるという。なので、茶葉の力が出る生茶はもちろんのこと、熟茶も力強くおいしいプーアル茶がそろっている。プーアルカフェで紹介している昌泰のお茶は厳選したほんのわずかなお茶に限られているが、昌泰のおいしいプーアル茶をどんどん紹介していきたい。

昌泰茶業の本店はこの康楽茶文化城の中でもひときわ堂々とした店舗を構えている。店内に入ると女性がとりあえずこちらへと席に案内してくれ、そしてお茶を入れてくれた。2006年の易昌號の珍品だ。昌泰の生茶はやはりうまい。しばらくするとこの店のマネージャーである史明海さんがやってきた。今回、深センをでる前に昌泰深センのマネージャー劉鵬さんに紹介してもらったのだ。

昌泰本店でプーアル茶をいただく史明海さんの案内で店内を見る。色々と昌泰のプーアル茶を飲んだつもりでいるがこのお店には飲んだことのないもの、見たことのないもの、さらには知らないもの等本当に色々なプーアル茶が揃えられている。よく知っているはずの昌泰茶業だけでもこの奥の深さである。雲南省にはさらに数えきれないほどの茶廠がある。プーアル茶の世界の広さと深さは本当に限りがない。
史明海さんは深センのマネージャー劉鵬さんの兄貴分で、彼の紹介であったせいか打ち解けていろいろな話を聞かせてくれた。気がつくともう昼頃、お昼を食べにいこうという話になり、市場内にある食堂に向かった。

昆明お茶市場でプーアル茶を飲みながら食事。店に入ると「何を食う?」と聞いてくる。ガラスケースの中を見ると見たことのない食材が並んでいる。毒キノコにしか見えないようなキノコや竹のようなタケノコなどがある。何を食うかと聞かれてもよくわからないので「お任せで」とお願いした。
上の階の通されて料理を待つ間、史明海さんが「飲むか?」と聞いてきた。ビールかと思い、せっかくだから飲もうと答えると彼は息子さんにに酒を持ってくるように電話した。5分もすると息子さんが箱を持ってやってきた。その箱には昌泰の名が。噂には聞いていたが今回初体験。
昌泰のプーアール茶を探す。昌泰の酒白酒系のお酒なので小酒杯に注がれいただく。史明海さんは「まあ飲め」といった顔でこっちを見ている。注がれたら飲むのがルールだ。色を見るとほのかに黄色みが入っている。香りはそこらで売っている安酒とは違う香りがある。ちらりと史明海さんの顔をみると「いいから飲め」という顔をしている。
クッと飲むとがつんとくる強いアルコール。強烈だ。聞いてみると54度とのこと。強烈だ。会社の同僚は外国人が多いので飲む酒はいつもビールで白酒を飲むことはほとんどない。もういっぱい勧められてそれを飲み干しギブアップするがとまらない。隣を見ると、友人はうまいうまいと良いながら飲んでいる。ついにはコップで飲み始めた。大丈夫か?

次々に料理が運ばれてくる。さっき見た毒キノコのようなキノコの炒め物、やタケノコのスープがでてきた。どれもおいしいごはんだ。料理が運ばれてそして酒がつがれる。いい加減盛り上がって酔っぱらってしまってその先のことはあまり覚えていない。